リモートワークにおけるデメリットの例を紹介!


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オフィスから離れて遠隔で勤務するリモートワークという働き方が注目されています。毎日オフィスに出社しなくてよいというメリットに目が行きがちですが、従来の働き方と異なるために生じる困難や問題点も存在し、人によってはそれが大きなデメリットとなることもあります。
今回は、そんなリモートワークにおけるデメリットの例を紹介します。
リモートワークとは
まずは、リモートワークとはどのような働き方なのかを確認しておきます。
リモートワークは名前の通り、オフィスに行くことなく、自宅や貸しオフィスなどで遠隔勤務することをいい、「テレワーク」や「在宅勤務」など別の呼ばれ方をすることもあります。電話やインターネットなど通信手段が豊富にある現代らしい働き方といえ、様々な企業が実際に導入している働き方です。通勤時間が削減できたり、生活スタイルに合わせて働くことができたりといったメリットがあります。
リモートワークのデメリット
オフィスから離れたところに住んでいる方や、子育てなどで自宅からなるべく離れたくない方には適しているリモートワークですが、今後この働き方を考えているのであれば、デリメットが生じる可能性も理解しておいたほうがよいでしょう。もちろん、リモートワークの方法や職場環境次第で解決できることもあったり、そもそも人によってはたいした問題ではなかったりする場合もあるかもしれませんが、それでも従来の働き方との違いを理解するために、デリメットについて知っておくことは意味があるといえます。
それでは以下で、デリメットの例を紹介していきます。
孤独感を感じやすい
オフィスから離れるということは、同僚から離れるということでもあるため、それまで基本的にチームで働いていたという場合や、一人暮らしの自宅でリモートワークをおこなう場合などは、孤独感を感じることが考えられます。仕事中、少なくとも何人かは周りにいてほしいという方は、自宅ではなくカフェやコワーキングスペースで働くなどして自分で環境づくりをすることが必要でしょう。
気軽なコミュニケーションがしにくい
コミュニケーションの減少も、オフィスで同僚と一緒に働かなくなると起こりうる問題です。同じ場所で働いていれば気軽に仕事を頼んだり、ときには軽い雑談をしたりすることができますが、リモートワークではそれができません。もちろん、対面で話すより、むしろメールやチャットなど文章で伝えたほうが理解しやすく効率的な場合もありますが、気軽なコミュニケーションを信頼関係の構築手段としておこなう方にとっては、その機会が減少することはデリメットになりえます。
もしチャットでのやりとりがしやすい職場であれば、リモートワーク開始後は意識してチャットでの会話頻度を増やすことなどが、コミュニケーション不足の解決策として考えられます。
情報が共有されないリスクがある
普段から仕事の情報をチャットなどに残す職場ならよいですが、重要な情報も口頭でやりとりする職場の場合、それがリモートワークで働いている社員まで伝わらない可能性があります。情報の共有がうまくおこなわれる環境が作られればそれが理想ですが、リモートワークで働く側としてもこのリスクを認識し、必要な情報の共有漏れがないか、随時確認できるとよいでしょう。
仕事外の付き合いが減る可能性がある
これは職場によりますが、同僚とお昼休憩に食事をしたり、勤務終了後に飲みに行ったりといった、仕事外の付き合いが減る可能性があります。仕事中のコミュニケーションと同様に、プライベートでの付き合いをして人との関係をつくっていく方にとっては、そのチャンスが減るということです。
もちろん、オフィスからそこまで離れていない場所で働くようにすれば、連絡を取り合ってお昼の食事や夜の飲み会で合流することができるかもしれません。しかし、遠方の自宅で働く場合や、性格的に出不精な場合は、仕事外のことのためにわざわざ出向くのは面倒に感じることもあるでしょう。
オフィスへの出社が負担になるかもしれない
基本的にはリモートワークが認められているものの、会議や打ち合わせはオフィスでおこなわれ、その日は出社を求められるというパターンも考えられます。毎日オフィスで働いていれば出社が当たり前ですが、リモートワークで自由な働き方に慣れると、オフィスに出社することが以前よりも負担になるかもしれません。このことで余計なストレスを感じないようにするためには、気持ちの切り替えが必要になるでしょう。
自分でタイムマネジメントできないと非効率な働き方になる
リモートワークでは、場所だけでなく、仕事をする時間も自分で決めることになる可能性があります。少しでも自由な働き方をしたい方にとってこれは大きなメリットでもありますが、逆にいえばタイムマネジメントを自分でしなければならないことを意味し、これがうまくできないと、非効率な働き方になってしまいます。
考えられるのは、以下のようなパターンです。
・時間がたくさんあると思い、仕事をだらだらと進めてしまう
・プライベートに時間を割きすぎてしまい、仕事が進まない
・仕事を切り上げるタイミングを逸して、働きすぎてしまう
リモートワークで働くのであれば、これまで以上に時間の使い方を意識することが重要といえます。
仕事が正しく評価されているか不安になる
リモートワークの明確な評価基準がなければ、自分の仕事が正しく評価されているのか不安になります。もし労働時間や残業時間など、従来の評価基準をリモートワークにそのまま適用されてしまうのであれば、評価される側としては納得しづらいでしょう。あとで不安や不満が募り後悔しないように、成果や仕事の質に応じた評価がきちんとされるかなど、評価基準についてはなるべく事前に確認しておきたいものです。
家族の理解を得る必要がある
家族と一緒に住んでいる自宅で仕事をする場合、その家族の理解を得る必要があります。家族がリモートワークについて勘違いしていると、生活がしにくくなる可能性があります。
たとえば、夫婦共働きの家庭でパートナーがオフィスで働いている場合、リモートワークをしている自分のほうが「ラクである」「時間がある」と考えられて、家事を任せっきりにされてしまうことも考えられます。もちろん家事をするためにリモートワークで働くのであれば問題ありませんが、そうではなく仕事も忙しいのであれば、リモートワークもオフィス勤務と同程度に大変であることを理解してもらい、必要なときは協力してもらえるようにするのがよいでしょう。
仕事ができる環境を自分で整える必要がある
オフィスで働くときは整っている環境を、リモートワークで働く場合は自分で整える必要があります。PCなどデバイス面は職場からの貸与で足りるかもしれませんが、インターネット環境が仕事をするのに十分かどうかは、再度考えたほうがよいでしょう。
「自宅にもWi-Fiがあるから問題ない」と考えていても、オフィスと引いている回線が異なれば、通信速度が遅く、仕事がスムーズに進められない可能性もあります。これは、カフェやコワーキングスペースなど外で働くことを前提としている場合も同様です。
運動不足になる可能性がある
オフィス勤務であれば、毎日否が応でも外に出て一定距離歩くことになりますが、自宅や近所でのリモートワークが習慣化すると、仕事がデスクワークのみの場合は特に、運動不足になる可能性があります。
対策としては、自宅から少し遠くで働くことで意図的に移動距離を増やしたり、1日のスケジュールの中に運動時間を組み込んだりといったことが考えられます。
まとめ
今回は、リモートワークをした場合に生じる可能性があるデリメットの例を紹介しました。リモートワークを始める理由は人それぞれでしょうから、多少困難があっても新しい働き方をするという選択肢もありますし、働き方を変えるリスクがあるなら従来通りの働き方をするという選択肢もあります。メリットとデメリットを比べながら、自分にとってより適した働き方を決めるのがよいでしょう。