ワークライフバランスを考えた移住でのリモートワーク

リモートワーク
The following two tabs change content below.
kenboy

kenboy

リモートワークの可能性にかけ、東京から地方に引越ししたリモートワーカーです。

移住でのリモートワーク

日本における産業の変化

人口が都市部に集中している理由のひとつに、働ける場所の多さをあげる人がいます。高度成長期の日本では、地方でも多くの人が暮らしていました。しかし人口の増加にブレーキがかかり、世の中がグローバル化していく中で、働き手である若い人たちはどんどん都市部へ流れていくこととなったのです。

その理由は日本の産業の変化です。かつて日本では第1次産業が盛んに行われていました。第1次産業とは、農業・林業・水産業のことを指していて、海や山に囲まれた日本では昔から盛んに行われてきた産業です。

しかし世界中から資源を集めることが可能になってからは、第2次産業である鉱工業・製造業・建設業が日本の産業の中心となっていきます。繊維業や自動車産業は、第2次産業の代表ともいえるものでしょう。

20世紀以降も第2次産業は盛んに行われていきましたが、その内容は徐々に変わりつつあります。ブルーカラーと呼ばれる、ものを作り出す人よりも、ホワイトカラーと呼ばれる、目に見えないサービスや情報といったものを扱う人が増えてきているからです。

例えば自動車産業は第2次産業に属していますが、実際の生産は海外に拠点を移して、国内では運転の安全装置やナビゲーションシステムの開発などの業務を行ったり、国内工場では製造をロボットが行い、人間はロボットの状態を管理する業務にあたったりしているのです。

そして近年急激に成長しているのが第3次産業と言われています。これは金融・保険・卸売り・小売・サービス業・情報通信業などの目には見えないものを扱う産業です。

特にインターネットが普及しグローバル化が進む世の中では、情報通信業の躍進は目を見張るものがあります。こういった産業の変化は、長い時をかけて移行したわけではなく、ここ100年ほどの間に急速に変わりつつあるといわれているのです

ワークライフバランスの重要性

第2次産業が産業の中心となっていた20世紀前半、日本は高度成長期にありました。資源に乏しい日本であっても、海外から資源を輸入して、それを国内で加工し製品として海外に輸出していたのです。

日本の技術は世界的に見ても評価が高く、日本製品は海外でとても人気となりました。労働者が身を置く環境は、今よりも労働時間が長く負担は大きいものでしたが、高度成長期にある日本では働けば働くほど収入も比例して多くなるといわれていたため、みんなが一生懸命に働いていたのです。

高度成長期の日本では、女性は結婚すると家庭に入ることが一般的でした。外で働くのは男性、家を守るのが女性という考え方が普通だったのです。21世紀になると女性の社会進出が加速して、今や子供がいる家庭では共働き世帯が7割を超えるともいわれています。

今まで家事全般を担っていた女性が働きに出ることで、仕事と家庭のバランスが大きく変わってきたのです。家事や子育ては女性の役割とするには無理があり、夫婦で分担することが重要となってきています。

仕事を選ぶ際にも、業務内容だけでなく労働時間や休暇制度の導入などを条件に挙げる人が増えています。つまり仕事とプライベートの両方を充実させるためのワークライフバランスが重要だと考えているのです。プライベートが充実していなければ、心身ともに健康な状態で仕事をすることができないというわけです。

出世よりもワークライフバランスを優先する男性が増加

50代60代の男性は、若いころは家庭よりも仕事を優先させてきたという人が多くいます。出世をしようと思えば、何よりも仕事を優先しなくてはならないことも多く、仕事中心で人生を過ごしてきたからこそ、今の立場があるという人も少なくありません。

しかし近年はそういった男性の考え方も変わりつつあります。独身男性であっても、出世するよりもプライベートな時間を大切にしたいと考える人が増えてきているのです

インターネットの普及によって情報化社会が急速に進んでいる世の中では、かつてより様々な動きが速くなっているといわれています。新しいものが生み出されるスピードも、加速しているのが現状です。

ものを新しく開発するには、人間もそれに対応していかなければなりません。しかし人間がついていけるスピードには限りがあります。いつも追い立てられるように仕事をしていては、心身ともに疲れ果ててしまうのです。

心身が疲労困憊してしまうと、仕事もプライベートもどちらも立ち行かなくなります。そこまでして出世を望むのではなくて、仕事とプライベートをうまく両立できるワークライフバランスを求めている人が増えているのです

こうした考えは、独身の人だけでなく家庭を持っている人にも共通して言えることです。家庭を持って子供が生まれると、子供の成長を共に過ごしたいと、仕事に関する考え方が変わっていく人も多くいます。出産を経験する女性だけでなく、子育てに参加したい男性であっても同様です。

IT技術や通信手段の有効利用

日本は人口が減少傾向にあります。今後、働き手の急激な減少は避けられず、貴重な人材の確保は企業にとって大切なこととなっています

そこで出産・育児中や病気の治療中であっても、働き続けることが可能なシステムの構築が進められているのです。それがIT技術や通信手段を利用したリモートワークです。

様々な業種においてペーパーレス化が進んでいますが、紙に代わる手段がパソコンなどのデジタル機器です。以前は紙に書いていたものを郵送や手渡しすることが当たり前でしたが、FAXで送信したり、パソコンを使ってメールで送信したりすることが可能となりました。ありとあらゆるものがデータ化され、遠方であってもすぐに届けることができるようになったのです。

これはデータだけではありません。実際にデータを見て、詳細なすり合わせが必要な場合でも、インターネットを使えばリアルタイムで映像がつながり、何の問題もなく仕事を進めることができるようになったのです。

子供が小さくてまだフルタイムで勤務ができない人であっても、在宅勤務を併用して仕事をこなしたり、あえて企業に縛られない働き方を選んだりするリモートワークは、国としても力を入れている働き方であります

移住を選ぶリモートワーカー

リモートワークの導入は、いろいろな企業で進められています。しかし、仕事は会社に出社してやるものという考えは根強く、リモートワークを選ぶ社員と、従来どおりの勤務を選ぶ社員との間では温度差が生まれているという話も聞かれます。また、リモートワークは実際に勤務している姿を見ることができないため、勤務態度を判断して社内査定することが難しく、昇給面での問題も抱えているのです。

そうした中、思い切って地方に移住してリモートワーカーとして働くという人が出てきています。大企業が集中する都市部は仕事に困ることは少ないものの、物価が高いのでそれなりに収入を得なければ生活をしていくことができません。

そのため、働き方に無理が生じていても、続けなければならないというのが現状です。しかしリモートワークで本格的に生活をしていくのであれば、別に提携する企業の近くに住んでいなくても仕事は成り立ちます

地方には移住者に向けた支援制度が整っている自治体も多く、移住=農業・漁業という構図ではありません。地方に暮らしながら、リモートワークで生活をしている人も多くいます。

中には、自然の中で農業などを営みながら、もともと持っているスキルを活かして、副業としてリモートワークをしているパターンもあります。地方であっても、地元の産業を全国にアピールしていくことは地域の活性化につながるため、IT技術のスキルを持っている移住者の受け入れはメリットが大きいのです

地方に移住してリモートワーカーとなるためには、ある程度の覚悟も必要となります。やはり情報がいち早く入るのは都市部であるため、それに遅れないように常に情報収集をしていかなければなりません。

インターネットや通信手段を使えば、情報収集はさほど難しいことではありませんが、企業との打ち合わせや食事会などにはすぐには参加することは出来ないので、より緊密に連絡を取り合う必要はあるかもしれません。ただ、オンライン商談やオンラインセミナーなどをうまく利用すれば、こういった問題点は解消できることでしょう。

仕事に関することでなくても、SNSなどで地方から情報発信をしていると、思わぬところでつながるという話もあります。移住先で新しいビジネスチャンスが見つかることも、リモートワークなら可能なのです。

安易に移住するのではなく入念に準備は整えること

都市部でのワークライフバランスに疲れて、地方への移住を考える人は思ったよりも多いと言われています。しかし安易に移住することがいいことであるとは言えません。いろいろなところから多くの人が集まってくる都市部とは異なり、地方には古くからの習慣がいまだに残る地域があります。

こうしたところに、外からの移住者が入るということは容易ではありません。そしていくら移住者に向けての手厚い支援が用意されているといっても、今までの収入と比較すると圧倒的に少なくなるのは否めないのです

自分一人で移住をするのであれば、それは自己責任という言葉で片付けることも可能ですが、もし家族を伴ってということであれば家族の一生にかかわることでもあります。特に子供は将来的に学校や就職などで、再び都市部へ出ていくことも考えられます。今現在のことだけを考えるのではなく、先のことも真剣に考えて移住を決めていくことが大切です。

こうした地方でリモートワークを実現させた人たちというのは、実際の声を情報として発信しています。こうした生の声に耳を傾け、自分の第一歩を踏み出すきっかけにするといいでしょう。リモートワークの必要性は今後ますます高まっていくと考えられています。自分に合ったリモートワークを見つけていくことが大切なのです。

ピックアップ記事

関連記事一覧

ABOUT

海外でのリモートワークを夢見るアラサー男子です。今は本業やりつつ、リモートワークで本業を活かした副業をしながら経験を積んでいます!

Twitter でフォロー