大衆の力で地方活性化を図るwebサービスまとめ


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現在、大衆の力で地方活性化を図ろうという取り組みが若者を中心にして盛り上がっています。地元を盛り上げたいという気持ちがあるのでしょう。
地域活性化を図るWebサービスをまとめました。魅力的な取り組みが盛りだくさんです。
クリエイターによるオープンコンペ
石垣島にて「USIO Design Project」というプロジェクトがありました。
『「USIO Design Project」は、デザインの力を通して、石垣島の魅力を再発見するプロジェクト。(中略)目指すのは、海の「潮」のように人が行き来し、「潮目」のように豊かな交点を生み出すこと。石垣・東京・台北の3拠点を中心に、島で生まれるモノ、働くヒト、育まれる知恵と、世界中のデザイナーの想像力を掛け合わせていきます。地域を知り、名産品に触れ、アイデアを出し合い、明日につながる物語をつむいでいく。そんなあたらしい形の「地域×デザイン」プロジェクトに挑戦します。』
このプロジェクトは、オンライン上のオープンコンペ形式で行なわれました。近年、盛り上がっているクラウドソーシングの仕組みと近いものがあります。
個性的なところは、オープンコンペ終了後に、アイディアを採用されたデザイナーが実際に石垣島を訪れたということです。デザイナーは、名産品の生産者の方々との触れ合いや豊かな自然を体感することにより、新たなインスピレーションを受けたようです。
プロジェクトの活動範囲は海を渡って台湾まで広がっています。地域活性化の成功例と言えるでしょう。
地元を応援できる「FAAVO」
『「FAAVO」は地域・地方に特化したクラウドファンディングのプラットフォームです。最大の特徴は、「FAAVO宮崎」「FAAVO新潟」など、各地域のプロジェクトを専門にあつかうクラウドファンディングのサイトを、地域ごとに運営している点です。(中略)FAAVOはクラウドファンディングの中でも「地域・地方」に特化しており、故郷を離れて暮らす人が出身地の活性化のために、支援金を出資できる「民間版・ふるさと納税」のような仕組みを目指しています。』
引用:「FAAVO」
全国でエリア数76地域の地域版FAAVOが立ち上がっています。さまざまなプロジェクトが立ち上がっていて資金調達の事例も次々に生まれています。クラウドファンディングは地域活性化のための資金調達手段として、その有効性が認められています。
日本の職人を応援する「伝統サポーターズ」
「一流の職人になって伝統の技を伝えたい」「技を生かして新しいものを作ってみたい」伝統サポーターズは、そんな想いや挑戦に共感して、支援やサポートしてくれるファンを広く求めています。
facebook:「伝統サポーターズ」
伝統工芸や民芸といった産業界で需要の低迷が深刻化しています。その背景には伝統的な技術や技法を大切にするがゆえの大量生産の困難さや、原材料にこだわった結果としての価格の硬直化が挙げられます。需要のないところに次世代の職人は集まらず、それにより市場のニーズを捉えきれずに需要がさらに低迷していきます。こうした負の循環に打破するためにクラウドファンディングを活用したのがこのプロジェクトです。
生産者から直接購入できる「LINE マルシェ」
『「LINE マルシェ」は、生産者とLINE MALLが契約を結び、収穫したての農作物や水揚げされたばかりの魚介類など、本来であれば産地でしか出会えない食材をLINE MALL上から直接購入できるサービスです。』
引用:「LINE マルシェ」
LINE マルシェでは、ユーザーはより新鮮な食材を購入することができ、生産者は中間流通や小売店を介さないことでより多くの利益を確保することができるようになります。両者にとって利益のあるサービスになります。
誰も教えてくれなかった観光体験「TRIP」
『「TRIP」は、観光商品を提供したい個人または事業者と、ユニークな旅の体験がしたい旅行者をオンラインで繋げる、観光商品の売買プラットフォームです。例えば、大手旅行代理店では取り扱わない小規模な観光商品、または地元ガイドしか知らないような珍しい観光体験を売買できます。』
引用:「TRIP」
栃木県栃木市のどろんこバレーのようにどの地方にもある田んぼに新たな遊びの魅力を見出すようなものもあり、地域資源の多様性に改めて気づかされます。
お気に入りの田舎に泊まれる「とまりーな」
『宿泊予約サイト「とまりーな -田舎を作ろう-」は、旅館やホテルとは異なる、農家や漁家、古民家などのユニークかつ日本特有の宿泊施設を中心に取り扱うマッチングサイトです。(中略)東北地方のさまざまな民宿・民家・古民家に泊まって、いままでに体験した事の無い田舎暮らし体験をする方を増やし、都市と地方の交流人口を増やす事で、地域活性化のかけ橋となるサイトを目指します。』
引用:「とまりーな」
青森県八戸市の農家では、地方でもなかなか見かけなくなった囲炉裏の火を囲んで“お母ちゃん”の昔話に聞き入るという心落ち着く時間を楽しむこともできるようです。 普通のホテルに泊まるだけでは物足りないという方には、ぜひおすすめします。
地方を応援して特典が貰える「ふるなび」
『「ふるさと納税」とは、自分が貢献したいと思う任意の自治体へ行う寄付金のことで、個人が2,000円を超える寄付を行った時に、住民税と所得税から一定の控除を受けることができる制度です。(中略)自治体によっては、寄付に対する「お礼」の特典として、特産品を贈呈してくれるところも増えてきています。』
引用:ふるなび
「ふるなび」で紹介されている特産品には、日本三大和牛として名高い米沢牛や、知る人ぞ知る究極の松葉ガニであるセコガニなど、自分ではなかなか購入できない魅力的な特産品がラインナップされています。
「tab」を活用した商店街活性化プロジェクト
『地域の商店街には、地域ならではの魅力的な店舗が集まる一方で、大型商業施設の増加とそれによる人の流れの変化でその魅力が見えづらくなっています。さらに、現状では商店街や店舗からの情報発信が十分できているとは言えず、地元住民や近隣住民に商店街の魅力を伝えることが難しくなっています。今回の取り組みによって、店舗が発信する情報を位置情報と共に『tab』に集約することで、地元住民や近隣住民が『tab』上で商店街の魅力を再発見できます。』
引用:「tab」
「tab」とは、ユーザーがネットで見つけた「行ってみたい場所」や、自分の「お気に入りの場所」などを位置情報とともに記録することにより、登録場所に近づくと通知を送ってくれるアプリサービスです。
本サービスを活用することにより、ユーザーが忘れてしまっていた来店欲求を通知機能によって呼び起し、来店を促すことが可能になります。
地方創生のWebサービス
地方創生のWebサービスやアプリの一覧をご紹介いたします。
プラネタイズ
映像で見る日本最大級のオンライン国内旅行ガイドブックです。47都道府県の定番だけではない観光スポットを見つけることができます。
ごちぽん
遊びながら地域に触れてご当地の商品がもらえるすごろくゲームアプリです。楽しみながらご当地の商品がもらえるなんてお得ですね。
NATIV.(ネイティブ)
地方創生や地域活性に関連するトピックスに特化したビジネスメディアです。
LOCAL LETTER(ローカル・レター)
日本国内の各地域の取り組みや移住に関する情報を一挙に閲覧できる情報発信メディアです。
FxG(エフバイジー)
ふるさと納税に特化したクラウドファンディングサイトです。
大衆の力で地域活性化させよう
地域に元気がないと言わせないような地域活性化プロジェクトの数々で、地方の魅力を再発見させられます。旅行もただホテルに泊まるよりかは、地域の方々との交流ができるほうがより充実した時間が過ごせると思います。
大都市に比べると便利性には欠けるかもしれませんが、「ない」ということも魅力になることを感じます。そして、地方それぞれのみの魅力が「ある」という事実に日本の可能性を感じます。