少子化を解消する?リモートワークは明るい育児の特効薬

リモートワーク
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現在、働き方改革によって、様々な効果が期待されています。
その中の大きなひとつになる、というか働き方改革の目的となるのが、少子化による労働人口の低下への対抗策です。様々な働き方の提唱、そして労働時間の改善で、その効果が期待されているのですが、今回はもしかするとそれにとどまらないかもしれないというお話です。それが、少子化解消に効くかもしれない、リモートワークの効能です。

リモートワークとは?

これは様々な所で触れてきたことですので、軽くだけ説明しておきます。
リモートワークとは、基本的には会社に属していながら、パソコンなどのデジタルデバイスを使って非出勤型の働き方をするその形態のこといいます。もともとの意義としては、通勤コストなどの低減と作業効率の向上がメインです。

会社の行き帰りにかかる時間と金銭的なコストを減らして、郊外からでも仕事に参加できるようにすることで、潜在労働力を増やすという点。そして、家や喫茶店コワーキングスペースという快適な場所で働くことでの能率の向上という点。その二点が大きなメリットとして考えられているものです。

しかし、もしかするとそこに「少子化の解消」というものが加わるかもしれないのです。
そのキーワードとなるのが「育児」です。

日本の抱える育児の問題

それではその前に、少子化の原因ともいわれる日本の育児の現状についてみてみましょう。

ワンオペ育児

まずは、これです。
商店や事務所などを一人で切り盛りしている状態を「ワンオペレーション=ワンオペ」といいますが、つまりはまったく一人で育児をするのが、「ワンオペ育児」です。とはいえ、イクメンという言葉のように、母親1人で育児をすることは減ってきたと思っている人も多いでしょう。

しかし、1991年と2011年を比べても有業の夫の育児時間は、20代で0.4時間、30代で0.3時間、40代で0.1時間と、一日当たりの増加率は数十分から数分のレベルでしかありません。(「平成25年版厚生労働白書」)男女の意識ともに変わってきている昨今でこれなのですから、その理由は間違いなく社会構造にあります。

しかもこれに、単身赴任という要素を入れるとかなり深刻で、労働人口の低下による人手不足で、単身赴任の数は年々増加傾向にすらあるのです。当然夫(もしくは分だと思う人が増えてもおかしなことは何もないのです。

幼稚園&保育園不足

これもよく聞きますよね。
幼稚園や保育園などが不足して、毎年抽選だとか順番待ちだとかそんな話をよく聞きますし、これに託児所なども入れれば、かなりの数が不足しているといえます。これでは、子供を預けて働きに出るということは当然不可能ですし、無認可の施設が問題になることもしばしば。

これから結婚して子供を作るかどうかを判断するときに、確実に保育園や幼稚園に入れる保証がなければ、共働きの夫婦であれば子供をあきらめることもあるでしょうしかも、この問題には、住民の生活環境の問題などもあり、政府も自治体もかなり先行き不透明で困惑しています。

転勤や引越しによって、顔見知りのご近所さんがどんどん消えていく現在においては、子供は地域で育てるというようなシステムもすたれていき、期待はできません。

子供の危険

日本の育児において、忘れてはいけないのがこの子供の危険です。
かつて、日本にまだ安全神話があったころは、小さな小学生を外で自由に遊ばせておいてもなんの問題もありませんでした。また子供の方も、両親が共働きでも、ランドセルだけ家に投げ込んで遊びに行くというのも普通にあったものです。

ですので、家に両親がいなくてもさほど問題ではなく、少なくとも夕方や夜までに帰ってきてくれさえすれば、これといって困ることもありませんでした。

しかし今は違います。子供を巻き込んだ卑劣で悲しい事件が多発し、日本の安全神話は日に日に崩壊しつつあるのです。子供たちがランドセルに防犯ブザーを付けない事には、一人で通学もされないような時代に、残念ながら今の日本はなってしまいました。

ですので、子供の帰宅時に両親ともにいないというのは、かなり心配です。
もちろん仕事の都合でそうせざるを得ない状況はありますが、かつてのようにぜんぜん心配しなくていいという時代ではなく、これが複数の兄弟だとすればなおさらです。

共通するのはいかに子供の数を少なくするのかという事

ワンオペ育児にしろ保育所や幼稚園の不足にしろ、子供の危険な状況にしろ。日本社会構造や、保育園幼稚園の数、児童を巻き込む犯罪の減少など、根本原因が解決しないことを前提に考えれば、それに対する対策は、結局子供の数をいかに減らすのかということになってきます

というのも、言うまでもなく3人より2人、2人より1人の方が親としてコントロールしやすいからです。しかし、日本の人口の減少を考えれば、単純な考え方で、夫婦2人で2人の子供をもうけても現状維持、1人しか子供を設けないのであれば半減です。しかも、この育児環境の劣悪さにへきえきとして子供を作ることや結婚自体を断念する人もいるでしょう。つまり、日本のこういった育児環境の劣悪さが、日本の少子化の一つの原因であることは間違いないのです。

リモートワークが変える、日本の子育て

しかし、ここにリモートワークというピースを当てはめればどうでしょう。
そう、もうんなんとなくわかってきましたよね。これがとてもうまくいきそうなのです。

ワンオペ育児とリモートワーク

まず、夫がリモートワーカーで妻が主婦という状況であれば、もうこれだけでワンオペ育児は解消です。というのも、夫はいつも家にいるわけなのですから、その大半の仕事を妻に任せていたとしても、妻が手の離せない時は緊急事態において、迅速に対処ができます。

さすがに一日中目の前で子育てをしているのを見て、完全放置も人としてむずかしいですよね。また、リモートワークという働き方が世間で一般化すれば、単身赴任という概念そのものが、日本のビジネスシーンから消えてもおかしくありません。

というのも、東京にいても福岡の人と仕事できるのがリモートワークです。むしろ、莫大なコストをかけて地方のオフィスに転勤する意味がありませんし、そんな無駄なコストをかけるのは、利口な選択ではありません。常に二人の親が家にいてしっかりと子供を見守り育てていく。これならば子供の数が増えたとしても、十分に対応できるはずです。

保育所&幼稚園の不足とリモートワーク

まずは、リモートワークが一般化すれば、そもそもそういった施設が必要なくなります。というのも、リモートワークが一般化することで、両親は家にいるわけなのですから、そういった施設に預ける意味などなくなってしまうからです。

また、教育の一環として、ぜひ預けたい場合も色々な方策がとれます。たとえば、近くにそういった施設の空きがなければ、日本中のどこかにはあるだろう開いている施設のある場所に引っ越すことも可能です。何せリモートワークなのですから、絶対に会社の近くに住んでおかなければいけないということはないのです。

ちなみに、保育所や認定こども園が足りていないと答えた人は、沖縄では70%を超え、和歌山では20%を下回るなどその地域格差は大きくなっています。(2016年日本生命調べ)そもそもリモートワークが広まればそう言った施設の利用者自体が減るのですから、きっと空きは増えます、そういった地方格差を利用すれば、より効率的になるのは言うまでもありません。

子供の危険

これもそうですね。他の懸念と同様に、両親がそろって家にいるということがいかに安全なのかは言うまでもありません。しかも、もちろんそこまでになるにはかなりの熟練が必要には成ってきますが、子供が公園で遊んでいるならば、そこにポケットWi-Fiとデバイスを持っていけばそこでも仕事はできます

子供と一緒に図書館に行って、好きな本を読んでいる隣で仕事もできます。そこまでのことをしなかったとしても、家にいる以上送り迎えくらいは夫婦で分担すれば毎日だってできる事ですし、それをしなかったとしても、帰ってくる子供を毎日笑顔で迎えることができます。

さらには、都会の生活が子供にとって危険というならば、郊外に引越しことだって可能です。いまだ日本の素敵なシステム「ご近所付き合い」が残っているような地方の田舎というのは、実はそんなに珍しいものではありません。

近所中がみんな知り合いで、近所の人がよその子供でもしっかり見守ってくれるような地域。そういう所に引っ越して、リモートワークをしていれば、もはや子供の危険について心を悩ませる日々は終わるのです。

子供がたくさんいても何とかなるかもしれない

いかがですか?
こうして見てみると、リモートワークによって少子化の改善というのも無理な話ではない、いや、むしろ、それこそ特効薬の様な気がしてきませんか?

かつて日本が子供をたくさん作っても問題なかった時代、その時代と今ではいろいろなものが変わっています。しかし、にもかかわらず、少子化を考える時、きまって昭和回帰のような思想を言い出す人はいますし、その意見に賛同する人は少なくありません。

しかし、そんな前時代回帰を唱えるより、新しい時代の新しい働き方に期待する方が数倍マシです。そして、もし、働き方改革の一環として広まりつつあるリモートワークという形が日本の将来を救うなら……明るい未来を想像したくなってきませんか?

新しい時代の新しい子育て

これからの日本は、これまで誰も経験したことがない労働環境に突入していきます。そうなれば、これまでどうにもならないと思われていたような問題も、何かのきっかけや、思いもよらない方法で解決するかもしれません。

そしてこのリモートワークが少子化を解決するかもしれないという事実も、そんな、新しい時代のもたらす、思いがけない紅葉になるかもしれないのです。

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海外でのリモートワークを夢見るアラサー男子です。今は本業やりつつ、リモートワークで本業を活かした副業をしながら経験を積んでいます!

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